代表者ごあいさつ

ようこそ。山口畝誉（うねみ）です。

今は風の時代と言われていますね。風の時代は「個」の時代。
ようやく日本でも少しずつ多様性が受け入れられるようになってきましたね。

私は男女雇用機会均等法施行前に就職しました。「クリスマスケーキ」なんって言葉があった時代です。ご存知でしょうか？

クリスマスケーキって？　25日までは高値がつきますが、それを過ぎると価値がない。女性は25歳を過ぎると価値がない……そんなことを言われていた時代です。

「女性は入社するとお茶くみが仕事。25歳にもなると肩たたき。それをすぎるとお局様」
そんなことを言われていた時代です。

まだ海外旅行が珍しかった時代でした。
世界を飛び回る仕事を......と思い、国内大手旅行会社と外資系船会社から内定をもらい、最終的に当時ではまだ珍しい外資系企業に新卒で入社しました。それが私のキャリアのスタートでした。

そこでは転職や留学は当たり前の環境でした。日本法人の社長も経営陣もイギリス人。周りは帰国子女も多く英語はペラペラ。
3年ほど経ったある日、同期の女性から退職をすると告げられました。奨学金でアメリカの大学院に通うと言うのです。それは驚きと同時に、私の心をグラグラと揺さぶりました。
アメリカ留学は中学生時代からの夢だったのです。

"彼女ができるなら私にもできるはず！"

そして私もロータリー財団の奨学金で念願のアメリカ留学を果たすことができました。

帰国後は、アップルやマイクロソフトを含めて変化の激しい外資系IT業界で25年に渡りキャリアを歩んできました。転職回数は8回。毎年のようにCEOが交代し、スピード感にあふれ朝令暮改が当たり前の環境は、まさにVUCAそのものという環境でした。買収する側、される側。リストラも経験しました。

55歳。自分の経験を活かして、貢献できることはないか？そう考えてキャリアコンサルタント、コーチとなりました。

そんな矢先、ご縁があり日本企業の役員に就任することになりました。おそらくキャリアコンサルタントの勉強をしていなければ、考えにも及ばなかったかもしれません。

"日本企業にこそ変革が必要だ。これまでの経験を活かせるのは日本企業かもしれない！　それに、私自身、十分に人生経験も積んでオトナになった今だから......"

と言う思いがありました。

ところが......。

日本企業を経験することで、これまで当たり前だと思っていたこと、気づかずにいた自分の大切にしていることや、心の声に気づくことができました。

"だからわたしは新卒で外資系に行ったんだ！"
"だからわたしは外資系のIT業界にいたんだ！"

外資系、とりわけ変化の激しい外資系IT業界は、私の自己概念と一致していたのです。
自身の人生を振り返り、あらためて点と点をつなぐことができました。

振り返ると、いつもちょっと時代の先を走りながら、自分らしく生きることに拘っている私がいました。

私のビジョンは、枠を超えて、誰もが自分らしく、心軽やかにイキイキと生きられる世界です。ありのままで受け入れられる世界、フラットでオープンで笑顔でつながっている世界。いくつになっても自分のワクワクにしたがって新しいことにチャレンジできる世界です。

あなたにはあなたらしく輝いてほしいのです。
制限となる枠を手放してほしいのです。
あなたが本当に心から望むことを手に入れてほしいのです。

一見、華やかに見えるキャリアかもしれませんが、様々な転機を乗り越えてきました。
いざ就職する時まで「将来つきたい仕事」なんて思い浮かびませでした。

キャリア・人生についてもがいてきたからこそ、「誰もがイキイキと人生の舵をとって自分らしく生きる」そんな世の中を作りたい。

是非、あなたらしく輝く人生をしなやかに歩んで欲しいと心から願っています。